8月8日から流山市とBRJ㈱により開始された、電動キックボードシェアリングサービスの実証実験。
早速、流山本町地域をBirdで周遊してきました。
設置場所、使い方、乗る際に注意した方がいいなと感じた点などまとめてみました。
電動キックボード”Bird”との実証実験
電動キックボードについては、流山市の広報でも6月1日号で大きく取り上げられていましたね。
ちなみに、Birdは世界最大の電動キックボード会社です。
BRJ㈱は、Birdのキックボードを広げるために、日本で設立された会社です。
流山市とBRJ㈱が、「電動キックボードを活用した観光まちづくりに関する連携協定」を締結したことから始まっています。
当初は6月中旬スタートの予定でしたが、経済産業省の産業競争力法に基づく新事業特例制度における認定が遅れに遅れ、当初の予定より2ヶ月程度遅れましたが、無事スタート。
“Bird”の設置場所
現時点では次の3か所。順次増える予定らしいです。
- 流鉄流山駅
- 流鉄平和台駅
- 一茶双樹記念館
行けばすぐに分かりますが、念のため設置場所を載せておくと、
流鉄流山駅はこちら。
こちらが、流鉄平和台駅。分かりやすいです。
一茶双樹記念館はこちらです。横の駐輪場に置かれています。
“Bird”で行って良い場所
流山市のHPに指定がありますが、
流山1丁目~8丁目、加5丁目、加6丁目
※県道・一部市道除く(詳細は専用アプリ内のマップをご確認ください。)
です。
アプリ内に行っても良いエリアが表示されるのと、行っても良いエリアでないと、キックボードは停止するようです。
“Bird”に乗るためには
必要なものは、Birdアプリへの登録、運転免許証とクレジットカード(クレカ決済のみ)です。
ちなみに、私は最初JCBで登録しようとしましたが、JCBは使用できず、マスターカードにしました。
ヘルメットの着用は任意です。
また、こちらは守りましょう。
電動キックボードは車両です。法令で禁止している行為(飲酒運転、二人乗り等)は行わないでください。なお、車道·自転車専用通行帯のみ走行できます。
エリア内のみ、最高速度時速15キロメートルで走行可能です。通行禁止エリアや指定エリア外では自動停止します。
引用:流山市「電動キックボードで流山本町を周遊してみよう」
他にも注意事項があるので、詳しくは流山市のHPをどうぞ。
(2023年1月追記)寺田園にもありました
順次乗ることのできる場所が増えているようです。
恐らく他の場所にも追加されているかと。
“Bird”で周遊してみた
今回は一茶双樹記念館から乗りました。
どうでもいいですが、車やバイクでは見ることのできない流山ナンバーですよ。
乗る場所にはBirdアプリのためのQRコードがあるので、その場で登録可能です。
また、ご利用方法、守らなければいけない事項が記載されているので、そちらを必ず読みましょう。
キックボードの説明だけしておくと、赤い部分がアクセル、青い部分がブレーキです。
緑の部分がスマホを載せる部分です。
ここで2点注意してほしい点があるので、お伝えしておきます。
- 慣れるまでアクセルはゆっくり押す(赤い部分)
- スマホはしっかりと設置する(緑の部分)
というのも、アクセルを押すと想像以上にぐいーんと進みます。
最高速度15kmと自転車以下なのですが、慣れていないと体を持っていかれます。
ですので、慣れるまでは必ず慎重にアクセルを押した方が良いです。
また、スマホ置き場ですが、ケースのまま入れて私は何度もスマホを落としました、、
スマホケースのまま入れない方が良いのと、しっかりと設置した方が良いです。
電動キックボードはタイヤが小さいので、想像以上に揺れます。
ちょっとしたガタガタでも。
なので、想定の2倍は揺れると思って運転した方が良いです。
Birdアプリの登録後は、走行できるエリアが指定されているのを確認したり、クレカ登録をしたります。
運転免許証を登録後、簡単な10問のて進みます。間違えても1問ずつすぐにやり直せるので、すぐ終わります。
これでスタートです。
エリアのほぼ端から端までの観光スポットやお店を周遊しました。
赤城神社からの流山寺。
8月27日にリニューアルオープンする見世蔵万華鏡ギャラリーからの旧丁子屋。
みりんで有名なかごや商店からのキッコーマン工場で、一茶双樹記念館に戻って終了。
最後に元々置かれていたところに行って、アプリで返却します。
この「乗ってくれてありがとう」というのが可愛らしいですね。
その場で料金が出ます。
今回は、利用料100円+27分×10円=370円でした。
登録したメールアドレスには、すぐに領収書が送られてきました。
“Bird”に乗る際の注意点
繰り返しになりますが、注意点を2つ。
- 慣れるまでアクセルはゆっくり押す(赤い部分)
- スマホはしっかりと設置する(緑の部分)
この2点は、特に気を付けてください。
“Bird”や電動キックボードについて感じたこと
ここからはあくまで持論なので、暇な方だけお付き合いください。
感じたことはこの2点です。
- LUUPの方が乗り心地が良かった
- 値段的に少し抵抗があるかも
LUUPの方が乗り心地が良かった
昨年、柏の葉キャンパスで行われた電動キックボードの実証実験「ema」でLUUPに乗ったのですが、その時の方が乗り心地は良かったです。
電動キックボードはタイヤが小さいので、どうしても揺れます。
が、アクセルを押したときの最初の加速の仕方がLUUPの方が好きでした。
Birdの加速が大分早かったので(あくまで個人的な意見ですが)
電動キックボードも沢山の規制に阻まれ、どんどんと進化させられていると伺っているので、年々改良はされていると思われます。
次に乗る時には、もう少し揺れない電動キックボードであったらいいなと思いますが、タイヤが小さい以上、これ以上の改良は難しいのかなとも感じています。
値段的に少し抵抗があるかも
風を切って走るのが気持ち良いとか、初めて乗るので楽しいとか。
流山本町の観光=電動キックボードで移動みたいな固定観念を植え付けさせることが必要かなと感じました。
値段の面は本格的に利用するとなると結構ネックかなと。
「100円+1分ごとに10円」
一見安い様に感じますが、カーシェアでも大抵15分220円(プラン次第ですが)。
1分毎というのと、カーシェアよりも少し安いという点がアドバンテージのようなアドバンテージではないような。
いかに電動キックボードの良さに焦点を当てられるかが勝負かなと。
そして、流山本町地域でもう1点感じたことを。
流山本町での実証実験について
流山本町地域を電動キックボードで回ってみて改めて感じたことは、
- 旧丁子屋・万華鏡ギャラリーの前の通りを電動キックボードで走るのは結構恐い
ということです。
流山本町地域を車以外で回るとすぐに気づきます。
「車が近すぎて恐いな」
ということに。
逆に車側からすると、
「歩行者や自転車が近くて恐いな」
と感じると思います。
今回の実証実験のエリアはほぼ?市道だと思うので、市の権限である程度柔軟に指定ができたらいいのですが。
例えば、
- 来年には三郷流山橋が出来上がるので、流山本町エリアの交通量も若干減る?ことを期待して、土日は観光エリアと移動エリアに分ける
- 流山本町エリアは、観光が旧丁子屋や見世蔵があるエリアと一茶双樹記念館があるエリアにほぼ観光スポットが集中している
- 観光エリアは歩行者のみ、それ以外は移動エリアでキックボードか自転車か歩行者のみ通行可
というようなことが出来たら、もう少し安心して観光エリアを楽しむことのできる観光客が増える気はしています。
流山本町エリアが少しでも観光で盛り上がればいいなと願っています。